私の故郷・山梨県富士吉田は、女性が主力となり織物業が発展した地。
米の採れない地域だったため、食事の用意担当だった男性が力強くこねたうどん“吉田うどん”がいつしか町の名物となりました。
幼い頃からうどんを食べ育ってきた私は、蕎麦はあるけれどうどんがない門前に、
“本当に美味しいうどん”が食べられるお店を作りたいと思うようになりました。
信州ではなかなか味わうことのできないコシのある硬い麺や、味噌の風味を感じる醤油ベースのお出汁―。
柔らかいうどんを召し上がってきた皆様にも、きっと気に入っていただけると思います。ぜひご笑味ください。
女将 武野綾子
女将の故郷である山梨県・富士吉田の名物「吉田うどん」は、噛めば噛むほど旨みを感じる硬い麺と、醤油や味噌をベースにしたこだわりのスープが特徴の絶品郷土料理。トッピングは甘辛く煮た馬肉や茹でキャベツが一般的です。 吉田うどん彦兵衛では信州人の味覚に合わせ、ザラメで炒めて風味を効かせた豚肉をトッピング。麺も硬さやコシを残しつつ、食べやすくアレンジしています。醤油ベースの出汁に、隠し味として味噌を仕込んだスープは、さらりとしているのに癖になる味わいです。
富士山麓の美味しい水で打った、コシの強い麺。二種の鰹節と煮干しを配合した、思わず飲み干したくなる出汁。彦兵衛では、天性の“繊細な嗅覚”を持つ武野親子が、
強いこだわりを持ち食材を厳選しております。
女将は華道や茶道と並ぶ日本の伝統的な芸道、“香道”を嗜んでおり、楽しみ方のひとつである“源氏香※”で全問正解を獲得したこともあります。
親子が織りなす繊細な味わいをお楽しみください。
※組香の一。香五種を、一種五包ずつ合計二十五包打ち混ぜ、その中の五包を取って焚き、香の異同を判別する(以下省略)【出典:広辞苑】
吉田うどんに欠かせない“すりだね”は、赤唐辛子をベースにゴマや山椒を加え油で炒めた、富士吉田発祥の辛味調味料。彦兵衛のすりだねは、八幡屋礒五郎の一味唐辛子を使用した自家製の本格派。素材選びから製法まで、女将のこだわりが詰まっています。ただ辛いだけではない、旨味がギュッと凝縮されたやみつきになる味わいです。吉田うどんと一緒に、ぜひご笑味ください。
850円(税込)
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